ママたちがアメリカのポテト農場と
工場をチェックしてきました。

ママが選んだマックへのQuestion マママッQ Q.なぜ工場でポテトを揚げるの?どんな油で?

#8 ママたちがアメリカのポテト農場と工場をチェックしてきました。 今回は、一般募集のママ3名にも参加してもらいました。 2015年9月下旬 レポートを見る

9月下旬、一般募集のママ3名とメンバーママの菊地さんの4名が、アメリカ合衆国ワシントン州のパスコを訪れました。日本のマクドナルドにマックフライポテトを供給する、ポテト農場と工場を視察するためです。「原材料のじゃがいもはどんな風に育てられているの?」「工場でも揚げられていると聞いたけど、どんな油で?」など、色んな質問を持ってきたママたち。マックフライポテトを供給するコナグラフーズ社の黒川さんが一行を案内してくださいました。

9月28日月曜日、コナグラフーズ ラムウェストン社のポテト農場を視察。農場を管理する同社のトロイさんが質問に答えてくださいました。「100サークルズ」と呼ばれるこの農場は、地平線の向こうまで、多数のじゃがいも畑が広がっていました。一行はその広大さにびっくり。昼は暑く夜は寒いこの土地の気候が、じゃがいも栽培に適しているのだそうです。ここは雨がほとんど降らない砂漠のような場所ですが、近くを流れるコロンビア川から引いてきた水で、灌漑(かんがい)されていました。すべての畑が円形になっており、中心から伸びたスプリンクラーが円を描くように回転して、均一に水を撒けるようになっています。ママから「農薬も撒いているのですか?」と質問がありました。トロイさんは「農薬や肥料は、ポテトの生育状況や、土や害虫の状態を見ながら、どうしても必要な時だけ、効果があったのかを注意深く観察しながら使います。じゃがいもを育てるのに一番大事なのは、土。私たちの仕事は大自然からいただいた土を守ることなのです。」と答えてくれました。また、じゃがいもを連作すると、同じ栄養分ばかりが土から吸収されて畑がやせてしまうため、違う作物も育てるそうです。土の状態を最善に保つために、さまざまな工夫と努力がされていました。

「遺伝子組み換えじゃがいもは使われていますか?」というママの質問に対しては「マクドナルドとの厳しい取り決めがあるため、使用していません。」と明言。種芋を植え付けてから収穫までは120〜150日。収穫は、収穫機と運搬用のトラックが並走して行われます。ママたちも収穫機に乗って実体験しました。収穫されたじゃがいもは、倉庫で保管されます。倉庫の中は、気温と湿度をコントロールして、じゃがいもが土の中にあるのと同じような環境にすることで、最長6〜7ヶ月保存できるそうです。

翌9月29日火曜日には、コナグラフーズ ラムウェストン社のポテト工場を視察。工場を管理する同社のケリーさんが案内してくださいました。工場の見学ルールに従い、ヘアネットとヘルメット、視察用メガネとヘッドホンと白衣を着用し、洗剤で手を30秒洗い、しっかりと乾かしたあと、さらにアルコール消毒をしてから視察を開始。

工場に届いたじゃがいもは、水だけで洗浄され、高温・高圧の蒸気によって皮を剥かれます。その後、作業員の目視により、異物が混ざっていないかをチェック。じゃがいもの黒色や緑色の部分も目視で確認し、ナイフで切り取られます。網目状のスライサーをじゃがいもが丸ごと通過すると、店鋪で食べるマックフライポテトのあの細長い形になります。その後、カラーソーターという色を判別する機械で、再度、色のついた部分や、異物がないかを確認して、取り除きます。従業員の目と機械の両方で、色のついた部分や異物が徹底的に除去されていました。「漂白剤を使わないのにポテトが白い理由が、すごく理解できました。」とママから感想がありました。

次に、マックフライポテトのホクホクした食感をつくるために下揚げします。そのままでは、揚げたときにじゃがいもに含まれている糖分の影響で色ムラができてしまうため、それを防ぐために、下揚げの前にじゃがいもを一度湯通しします。その後、ブドウ糖を均一にふりかけてから下揚げします。これにより、表面が均一な色に揚がります。

その後、水分を乾燥させてから、植物油(2015年9月現在、この工場ではパーム油とキャノーラ油を使用)で「下揚げ」をします。「なぜ工場で一度揚げるのですか?」というママからの質問には、ケリーさんより「どの店鋪でも同じおいしさに近づけるためと、店鋪での短い揚げ時間を実現するためです。」とのこと。使用している油は、揚げながら少しずつ交換され、10時間かけて完全に入れ替わるそうです。揚がったポテトは15分かけて冷凍されると、従業員の手作業で異物がないか検品されます。さらに、ふるいのような穴の空いた装置に通過させて、短いポテトを除去します。

機械で袋詰めされたあと、一袋ごとに金属検知器を通過します。その後、箱詰めされた状態で出荷されますが「冷凍の状態で運ぶので、保存料は必要ありません。」ということでした。最後に、一行は品質管理ラボをのぞきました。工場でつくったポテトを、マクドナルドの店舗と同じフライヤーで揚げ、実際に食べて、色、長さ、味、食感をチェックします。ママたちにも、マクドナルドの店舗同様に、揚げたてのポテトに塩だけをかけて食べてもらいました。マックフライポテトのうま味調味料を一切使わない塩だけのおいしさに、ママたちは驚いた様子でした。

畑の状態をコントロールセンターで管理
すべてのじゃがいも畑を、ひとつのコントロールセンターで集中管理しています。モニターにはすべてのじゃがいも畑の状況が映っており、必要な水や栄養分の量などすべてを把握しています。

パイプの中の刃で、じゃがいもを切る
パイプの中をまっすぐに流れるじゃがいもを、網目状になったナイフで、細長い形にカットします。水流の力を利用するので、ウォーターガンナイフと呼ばれています。

店舗と同じ状態で、品質チェック
品質管理ラボでは、店舗と同じフライヤーを使って品質をチェックします。揚げ時間なども店舗と同じ条件に揃えて、味や食感をチェックするのだそうです。

冷凍状態で、日本へ出荷
工場から出荷する時だけでなく、輸送中や、日本の倉庫に着いた時など、すべての工程で適切な冷凍温度が保たれていたかを記録して、チェックしています。

参加メンバーの声

今回ご参加いただいたママ

漂白剤を使っていたり、油に何か混ぜていたり、うま味調味料などで誤魔化したりしているのでは?という疑問を持って参加したのですが、実際にはお水だけで洗っていることがわかったり、フライしている様子も見られたり、原材料もしっかり教えていただくことができ、想像以上にクリーンだということがわかって良かったです。

なぜ工場で下揚げするのか、ということだけでなく、使用している油の種類や、交換タイミングなども確認することができ、疑問がクリアになりました。また、じゃがいもの畑から見せていただいて、本当にじゃがいも自体にストレスがかからないように管理して育てていたり、工場でポテトを揚げていく中で、添加物をなるべく使わないなど、いろんな努力を長い時間かけてやっているんだということが見られて良かったです。

マクドナルドのどの店舗でも、同じおいしさのマックフライポテトを、お客様にお召し上がり頂けるよう、さまざまな工夫をしていることを知って頂ける貴重な機会を持つことができました。より安心してお召し上がりいただけるよう、新しい衛生管理システムの導入を検討しています。今後も生産者の方々と協力して、おいしさと安全をお届けしていきます。

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