2018.11.07

ハッピーセットのプラスチックおもちゃをリサイクル
「ハッピーりぼーん」プロジェクト
回収した約127万個のおもちゃがトレイに再生
リサイクルトレイ約10万枚を店舗導入
2018年11月15日(木)より順次全国のマクドナルド店舗で

日本マクドナルド株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長兼CEO:サラ・エル・カサノバ)は、遊ばなくなったハッピーセットのプラスチックおもちゃをリサイクルする「ハッピーりぼーん」プロジェクトで今春回収したおもちゃを、合計約10万枚の店舗用トレイに順次再生し、11月15日(木)より全国のマクドナルド店舗に導入開始します。

現在、プラスチックごみの処理に関して非常に高い関心が集まっており、3R(Reduce:削減、Reuse:再利用、Recycle:再生)の重要性が再認識されています。本プロジェクトは、3Rのうちのリサイクルの分野における活動で、多くのファミリーのお客様にご利用いただいているマクドナルドが、持続可能な社会の実現に貢献できる活動として環境省の協力を得て実施したプログラムです。プラスチックのおもちゃを対象にしたリサイクルとしては国内最大規模の活動となります。

「ハッピーりぼーん」プロジェクトとして2018年2月23日(金)から5月6日(日)の間に回収したおもちゃの数は、目標の100万個を大幅に上回る約127万個を達成*1しました。これにより、プラスチックのおもちゃ由来の素材を10%程度含む店舗用リサイクルトレイ*2を、約10万枚製造できる見通しとなりました。このリサイクルしたトレイの長辺を並べるとおよそ富士山11山分に相当*3します。本プロジェクトを通じ、子供たちが遊ばなくなったおもちゃと上手にお別れしてリサイクルに参加することで、ものを大切にする心や環境への意識を醸成する機会を提供し、おもちゃの回収やリサイクルに関する諸課題を把握することができました。今後も「ハッピーりぼーん」プロジェクトは継続して実施していく予定です。

*1:回収したおもちゃの総重量をハッピーセットのおもちゃの平均重量で割り返した推測値(日本マクドナルド試算)

*2:「ハッピーりぼーん」で回収されたおもちゃでできたリサイクル樹脂を10%程度含みます

*3:リサイクルトレイ(長辺40.5cm)10万枚を縦に並べると、富士山の高さ(3,776m)の10.7倍(40,500m)(日本マクドナルド試算)

リサイクルトレイ
トレイを立てて10万枚並べると富士山11個分の高さ

マクドナルドはこれからも、「おいしさと笑顔と 快適なひとときを すべてのお客様に」の実現を目指し、お客様のお声を伺い、お客様のご期待を上回る店舗体験のご提供に努めてまいります。

環境面においても、「地球のことを考えて行動する」という理念に基づき、持続可能な社会の達成に寄与する様々な取り組みをお客様、従業員、パートナーの皆様とともに実行しております。過去には、アイスコーヒーのプラスチックカップを紙カップに変更するなど、プラスチックの削減に取り組んでまいりました。このたび、本プロジェクトでプラスチックのリサイクルを実施することで、今まで以上に地球環境に貢献してまいります。

【「ハッピーりぼーん」プロジェクト ~ 母親のニーズと子供の成長 ~】

■子供たちのおもちゃを思うココロと、母親のやさしいキモチが生み出した「ハッピーりぼーん」プロジェクト

「ハッピーりぼーん」プロジェクトは、子供たちが遊び終えたハッピーセットのおもちゃを全国の店舗で回収し、リサイクルするプログラムです。今年初めて実施したこのプログラムは、プラスチック再生を推進する取組みとして環境省の協力をいただきました。進級・進学などの子供の新生活が始まるシーズンに合わせて、成長の後押しとしておもちゃの回収を実施し、おもちゃをボックスに入れてくれた子供たちには、感謝のしるしとして緑色のリボン「ハッピーりぼん」をお渡ししました。
お母様たちの“子供のキモチを大切にしながら、上手におもちゃとお別れさせたい”という思いや“リサイクルが理想だけど方法が難しい/わからない”といった悩み*4を受けて始動した本プロジェクトは、子供たちの成長のきっかけを提供し、おもちゃのリサイクルに関するお母様たちのニーズに応え、お悩み解決のお手伝いをすることができました。

*4:「子供のおもちゃお片付けに関する母親意識調査」2018年1月 日本マクドナルド調べ

■リサイクルを親子で話すきっかけに

回収したおもちゃは、リサイクルについて親子で話すきっかけとなるよう、店舗用トレイにリサイクル*5。子供たちが思い切って別れを告げた大切なおもちゃが、トレイに生まれ変わって再び登場します。トレイになって活躍する姿を子供たちに見てもらえるよう、通常の黒色のトレイと一目で見分けがつくエコロジーな緑のカラーを採用。「ぼくはハッピーセットのオモチャから、うまれたよ!」のメッセージを刻みました。

*5:リサイクルトレイは、「ハッピーりぼーん」で回収されたおもちゃでできたリサイクル樹脂を10%程度含みます

■子供たちの自主性がめばえ、成長へ

本プロジェクト実施後は、“おもちゃを捨てる”のではなく、“また役に立つためにお別れする”ことに子供も納得したとの声や、本プロジェクトが子供とリサイクルについて話す良いきっかけとなったなど、数多くの声が寄せられました。

子供たちも納得!
子供にリサイクルを教えるきっかけに

【マクドナルドの規模を活かした“みんなのリサイクル”】

■みんなが参加できるリサイクルに

地球環境やプラスチックゴミ問題が注目を集めている今日、持続可能な循環型社会を皆でつくりあげるためにも、3R、つまり削減(リデュース)、再利用(リユース)、再生(リサイクル)する意識が求められています。

マクドナルドは、“削減”はもちろん、さらに視野を広げて、環境省が推進する“再利用”や“再生(リサイクル)”を含めた3Rに目を向け、みんなが参加できるリサイクルの場を提供し、その大切さを一人でも多くの人に伝えていきたいと考えました。本プロジェクトでは、全国約2,900店舗を通してたくさんのお客様に呼び掛け、ご協力をいただきましたところ、子供たちの、ものを大切にする心とリサイクルへの意識の両面を育む取り組みとして、お客様から良い評価をいただきました。実施後のアンケートでは、参加した親子のプロジェクトへの満足度は83%にのぼり、また、今後同様の企画があれば参加したいと回答した親子は、今回不参加だった親子も含めた全体で76%にのぼりました。

マクドナルドは、本プロジェクトのように、マクドナルドの規模を活かして社会に寄与する活動を行うことが企業としての責任であると考え、今後も社会に貢献できる活動に取り組んでまいります。

■おもちゃの再生プロセス

回収したおもちゃは、再生工場で粉砕され、選別されて原料ペレットとなり、トレイ*6に生まれ変わります。

*6:リサイクルトレイは、「ハッピーりぼーん」で回収されたおもちゃでできたリサイクル樹脂を10%程度含みます

おもちゃの再生プロセス

リサイクル工場でのプロセス:

[破砕・粉砕・選別]
小さく砕いて、プラスチックの材質ごとに選別
[異物除去&ペレタイズ]
異物を除去し、ポリプロピレン(PP)ペレットを再生
[着色・コンパウンド]
異物除去済のペレットとリサイクルバージンPPに着色剤を加え 再生トレイのPPペレットを製造
PlasticsSmartロゴ

日本マクドナルドは、環境省「プラスチック・スマートキャンペーン」に賛同しています

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