大阪府出店50周年記念ウイーク
2022年9月22日は、マクドナルドが大阪府に初出店してから50年目となる節目の日。
これを記念して開催された「大阪府出店50周年記念ウイーク」で、地域の皆様への感謝をカタチにした様々な取り組みが大阪府内全店舗で展開されました。
スマイルストーリーでは、記念ウイークの様子や50周年の歴史、さらに次の50年を見据えてバトンをつなぐ人々の思いを、3回にわたってお伝えします。
最後となる今回は、日本マクドナルドフランチャイジーを2世代で運営する尾関オーナー、吉川オーナーによる、50周年への想いと将来を見据えた取り組みをお届けします。
（有）オゼキの尾関雅洋オーナーは、堺・富田林エリアを中心に日本マクドナルドフランチャイジーを運営して30年になる。長年この地で営業を続ける中で、地域との縁は今や切っても切れないものとなった。創業当初より行ってきた地域貢献活動は、時代の流れとともにその形を柔軟に変化させてきた。そして、河川の清掃活動や困窮学生への食事支援、シルバー人材の積極採用などの活動を富田林市より認めていただき、令和2年2月に大阪府で初となる自治体との包括連携協定を締結した。
こうした取り組みは現在、後継者である小牧次郎取締役と二人三脚で取り組んでいる。小牧取締役は富田林市の中学校へ赴き、中学生にSDGsの大切さやマクドナルドが行っている取り組みを知っていただくSDGs授業を行うなど、社会テーマを将来の世代とともに考える機会を積極的に創出している。
小牧取締役は、「お客様に安心できるお食事の場の提供することはもちろん、サステナビリティが根幹にある企業活動を行っていくなど、これからの社会のあり方にアンテナを張りながら、行政や地域の皆さまと三位一体となって歩んでいきたいです」と話す。
尾関オーナーはこの言葉を受けて、「現在の体系を引き継ぐだけでは現状維持になってしまいます。私が積み上げてきたものを土台に、これからの地域にとって必要とされる要素を考えながら加えていってほしいです。例えば次の世代ならではのデジタル技術の活用など、私の経験にはないクリエイティブな発想で、これまでになかった前進ができたらと考えています」と将来の展望を語った。
（有）吉川商事の吉川宗丈オーナーもまた、親子2世代で堺市エリアを中心に日本マクドナルドフランチャイジーを運営している。1975年に日本マクドナルドに入社した吉川オーナーは、かつて大阪府1号店であるアベノ近鉄店でも勤務した経験を持つ。
約50年間マクドナルドとともに生きる中で、調理工程やお店のスタイルなど様々なものが変化したという。一方で、「変わらずにあり続けるのはスマイルです。『スマイルを届ける』という想いは、働く仲間たちとともに持ち続けてきました。50年間、世代を超えて来店してくださったお客様の記憶の中に、ハンバーガーとセットになってクルーたちのスマイルが残ってくださっていればうれしいです」と吉川オーナーは話す。
地域の活性化を目指す活動としては、夏休みにラジオ体操を行う小学生への招待券配布や、マックアドベンチャー®※などを行ってきたが、コロナ禍に応じて取り組みもシフトさせている。感染対策に最前線で尽力されている医療従事者の方々へ、特別ご招待券2万枚を3度にわたり寄贈した際は、堺市の永藤市長より感謝状をいただいた。
後継者である吉川聖彦取締役は、一般企業に勤務した後、日本マクドナルドに入社。店舗運営を学び、2013年から吉川商事の一員となった。地域の皆さまへさらに居心地の良い場を提供できるよう、運営する数店舗の改装やグランドオープンを統括するなど、様々な経験をしながら承継を進めている。「一般企業での勤務時代、営業担当として多くの経営者や経営方針に触れる中で、地域に愛されながら事業を続けていくことの意義と、それを行ってきた父の存在を実感しました。地域の皆さまのおかげでここまであり続けられた店舗を、私が次の世代へ引き継いでいきたいと決心しました」と吉川取締役は話した。今では自身のさらに次の世代まで続けていけたらと、大きな夢に向かって取り組んでいる。
※マクドナルドならではのお仕事を親子で体験していただくプログラム
※新型コロナウイルスの流行に伴い、「マックアドベンチャー®」の開催を一時中止させていただいております。
