STORY#039

野菜作りは自然との対話。
日本一小さな県で育つ大きなレタス

「ビッグマック®」などのレタスを作る香川の農家さんを訪問

2022.12.15香川県

全国約2900店舗のマクドナルドを支えているのが、各地の生産者さんです。マクドナルドでは商品の安全性に加えて品質やサステナビリティを高めるため、農産物の国際基準の認証制度「GlobalG.A.P.」を採用。管理項目は200以上の項目ときわめて多岐にわたり、その厳しい基準をクリアした生産者さんの努力の結晶が、各店舗へ届けられています。

たとえば「ビッグマック®」や「てりやきマックバーガー」に使われているレタスひとつをとっても、農家さんの情熱がぎっしり。そこにはどんなこだわりがあり、どんな想いで育てられているのでしょう。作り手の横顔を知るべく、今回は香川県の観音寺市で農業を営む大平やさい株式会社を訪ねました。

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地元のマクドナルドのクルーと一緒に収穫体験も。
大平さん中心にレクチャー。

栄養分の豊富な肥料がこだわりのひとつ

ここ観音寺で生まれ育った大平尚志さん。実家は農家だったが、就職先は運輸系の企業へ。しかし、ご両親が年齢を重ねる中でより家業への想いと農業への魅力に気付き、2010年に転職し継ぐことに。そして2014年に現在の会社を設立した。
「両親と妻の4人で始めましたが、おかげさまで今や30人弱の規模にまで拡大しました。マクドナルドには高い品質基準が定められていますが、私が前職でISOに携わっていたことが生かされましたね。今でも、よりおいしく安全なレタスを作るために試行錯誤しています」と語る。こだわりのひとつが有機肥料だ。「新しい肥料は牛糞に魚のすり身や骨を混ぜるなど、豊富な栄養分が特徴。約3年間研究を重ね、2021年にやっと完成しました。これにより、年間を通して味にバラツキのない野菜が作れるようになったんです」と、大平さんはうれしそうに微笑む。

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クルーはマクドナルド観音寺店と、マクドナルド11号三豊店から参加。

1年の約10カ月間でレタスを作る

観音寺周辺は農業に恵まれた環境が魅力。一年中比較的温暖で降水量が少ないためレタスが健康的に育ち、お盆から翌年5月下旬まで、約10カ月の間レタスを作ることができる。「今年は秋の大型台風が大変でした。その都度自然と対話しながら、よりよいレタスを作っています」

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次回は熊本県。八代市のレタス農家に向けて。

「おいしい」をモチベーションに

大平さんのもとでは数品種を取り扱っているが、レタスはご両親の代から作り続け、栽培や収穫などを直接教わった野菜。それもあって、思い入れも特に強い。「振り返ると反省点もありますが、成功は失敗から生まれると思っています。毎回課題を見つけて改善を繰り返し、もっとおいしいレタスを作っていきたいです」と決意を語った。
「元気でみずみずしいレタスを収穫できたときは達成感やうれしさを感じますが、最大のやりがいは『おいしい』と言ってもらえたとき。私は『ビッグマック®』が好物なのですが、このおいしさにはレタスも欠かせませんから、食べたときの感動も私自身のモチベーションになっています!」と、大平さんはこの日一番の笑顔を見せてくれた。

登場した店舗
観音寺店
11号三豊店
活動内容
サプライヤー

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