STORY#052

地域の子供たちに、笑顔溢れる成長の場を

佐賀県にて「JR九州駅長&マクドナルド店長体験」を実施

2023.4.20佐賀県

駅とマクドナルドの店舗。地域に根差したその場所に、子供たちとご家族の笑顔が溢れました。
2023年3月25日、26日の二日間、JR九州と日本マクドナルドのフランチャイズ法人 昭和フード株式会社がコラボレーションし、子供たちの成長やご家族との忘れられない思い出づくりの機会として「JR九州駅長&マクドナルド店長体験」を実施。体験会に参加したのは、佐賀県内のマクドナルドでハッピーセット®を購入し応募した方の中から、抽選に選ばれた96名の子供たちとそのご家族です。
当日の様子を、体験会実現に尽力した武雄温泉駅 駅長やフランチャイズオーナー、マクドナルド武雄店 店長の想いとともにお届けします。

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昭和フード株式会社の皆さん
左から、黒島OC※1、野原店長、本多オーナー、寺町OC

佐賀県をもっと好きになってほしい

「佐賀県をもっと好きになるきっかけの場を作りたい。そう感じたんです」。
そう語るのは佐賀・長崎・福岡でビジネスを展開する、昭和フード株式会社の本多 広知オーナーだ。加速する都市部への人口集中に伴い、佐賀県も人口流出に悩まされている県の一つ。「活気溢れる佐賀県を目指すことが、私たちのビジネスの継続、そして、日々支えてくださっている皆さまへの恩返しにつながると感じました。しかし、私たちだけで地域活性化を担うことは難しいため、地元に根差した企業とのコラボレーションに着目したんです。今回ご協力いただいたJR九州さんとは2022年の『かもめ夢プロジェクト※2』以降お付きあいがあり、“地域の皆さまに笑顔をお届けする企業”として一緒に何かできるのではと感じました」。

※1 OC:オペレーションコンサルタント

※2 2022年9月23日西九州新幹線「かもめ」開業に際し、“九州から日本を元気にし、次の世代に向けた新しい未来をつくりたい”と考えるJR九州に、マクドナルドとタカラトミーが賛同し実現したプロジェクト。SNSキャンペーンや記念ビジュアルの掲出、大型ジオラマの展示、「かもめ」コラボのハッピーセットの展開を行った。

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開会式の様子
左から、本多オーナー、体験会に参加した子供たち、山本駅長

※肩書きはイベント当日のもの。4月1日より山本さんは、JR九州 サービス部 サービス課へ異動。

地域の未来のためにできること

「イベントのキーワードは“未来を担う子供たち”と“笑顔”。議論を重ねる中で、JR九州で実施していた子供たち向けの『駅長体験』と、マクドナルドのクルーの仕事体験ができる『マックアドベンチャー®』を掛け合わせた『JR九州駅長&マクドナルド店長体験』を行うことに決めました。たくさんの方にご応募いただけたとともに、当日は子供たちがご両親の元を離れてさまざまな仕事に挑戦する“成長の機会”になったと感じています」。
今回の体験会以外にも、ドナルド・マクドナルド・ハウスへのチャリティを目的としたイベント「青いマックの日」では、武雄温泉駅をはじめとするいくつかの駅前でマクドナルドのクルーが募金活動を実施。より多くの人に募金活動を知っていただくきっかけづくりや、地域の方が駅と親しむ機会づくりを行ったと話す本多オーナー。
「これからも地域活性化につながるさまざまな活動を一緒に実現していきたいです。他にも、例えばJR九州に在籍する添乗員さんとマクドナルドでおもてなしを中心に行うGEL(おもてなしクルー)がノウハウを共有し合い、ホスピタリティの向上を目指すなど、互いに成長し合えるような取り組みにも挑戦したいです」。

駅から「挑戦」や「成長」の機会を届けたい

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(左)JR九州 武雄温泉駅 山本駅長
(右)体験会の風景
(上)JR九州 武雄温泉駅 山本駅長
(下)体験会の風景

「JR駅長体験」では制服と制帽を着用し、新幹線や特急「ふたつ星4047」との記念撮影、ホームでのお客様のお見送り、在来線での放送、改札や窓口の業務体験を行った。
体験会を主導したJR九州 武雄温泉駅 駅長の山本 芳嗣さんは「マクドナルドと駅がコラボレーションした初のイベントということもあり、企画時はうまくいくのか期待より不安の方が大きかったです。しかし、昭和フードさんと密にコミュニケーションを取り、最善の方法を模索したことで、多くの方に笑顔を届けるすばらしい体験会を実現できました。地域の皆さまとともに歩んできた企業として、同じ想いで取り組めたことが成功の鍵だったと思います」と話す。

体験会終了後は、参加した子供たちが「楽しかった」「駅長さんの制服を着られてうれしい」「面白かった」と満面の笑みで話す姿が見られた。また、見守った保護者の方からは「息子は昔から電車が大好きで、駅に来るといつも車掌さんに手を振っていました。『駅長体験』を通し我が子がいろいろなことに挑戦する姿を見て、成長を実感し感動しました」との言葉があった。

実際に構内アナウンスをしてもらうなど、体験会に少し難しい内容も取り入れることで、子供たちの「挑戦」や「成長」を促す狙いもあったと語る山本駅長。「一つひとつの仕事に子供たちが目を輝かせて取り組んでいたのが印象的でした。また、保護者の皆さんの我が子を見守るあたたかな表情に、子供たちの成長した姿を見せる機会をお届けできたと感じています」と、体験会当日の様子を笑顔で振り返った。

ワクワクする体験で、地域に暮らす方々をつなぐ

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(左)体験会の風景
(右)自分で作ったハンバーガーやドリンクをお母さんに届ける様子
(上)体験会の風景
(下)自分で作ったハンバーガーやドリンクをお母さんに届ける様子

「マクドナルド店長体験」ではクルーのユニフォームに身を包み、店舗での記念撮影やハンバーガー・ドリンク作り体験を実施した。
開催準備を行うにあたり武雄店では、子供たちがキッチンに入りハンバーガーやドリンク作りを行うため、安全性の確保を徹底した。また、子供たちがワクワクし楽しめる体験会を実現するために、店舗で働く全員が一丸となって体験内容や仕事の説明方法を検討したという。
店舗の指揮を取り体験会をリードした武雄店の野原店長は今回の体験会について「以前は『マックアドベンチャー』にて頻繁に仕事体験の機会をご提供していたんですが、コロナ禍では開催が難しく、再開を望む声は寄せられていたものの実現できていなかったんです。『店長体験』として実施できたのはうれしいですし、今後『マックアドベンチャー』が再開した際には多くの方に参加いただき、成長や思い出作りの機会に活用いただきたいです」と話した。
参加した子供たちは、自分が作ったハンバーガーやドリンクを家族のみんなが食べる姿を見て、誇らしげな表情を浮かべていた。ほかにも、体験会に参加した子供のご家族に話を伺うと「子供がマクドナルドを大好きで、以前からよく利用していました。今回のイベントなど、他企業との連携を通した地域活性化の活動に力を入れていると知り、さらにマクドナルドが好きになりました」とお言葉があった。
お客様、JR九州、マクドナルド。今回の体験会はそんな地域に暮らす方々と企業をつなぐ、大切な“架け橋”にもなった。これからもお客様の期待に応えるとともに、佐賀県を魅力溢れる地域にするために、取り組みは続いていく。

登場した店舗
武雄店
活動内容
教育
キャリア
活動時期
2023年3月25日、26日「JR九州駅長&マクドナルド店長体験」

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