STORY#065

いままでも、これからも、
この街とあゆみつづける。

兵庫県出店50周年記念

2023.9.25兵庫県

今から50年前のこと。1973年7月7日に、兵庫県に初めてマクドナルドが誕生しました。半世紀という節目を記念し、兵庫県内のマクドナルドはワンチームとなって地域に感謝を届けるアニバーサリーの活動をさまざま展開しています。ここでは2回にわたり、その活動とその背景にある物語をお届けしていきます。第二弾となる今回のテーマは「感謝」。“ありがとう”の想いで紡がれ続ける、この街のマクドナルドの物語です。

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オープン当時の兵庫1号店の三宮店
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株式会社OGSの小木曽オーナー。三宮店の意志が受け継がれた三宮センター街店の店長も務めた

トレンドに敏感な港街・神戸に寄り添って

それはまだ、ハンバーガーが珍しかったころ。
1973年7月7日にオープンした兵庫1号店・三宮店は、東京の銀座店と同じように客席のないスタンディング店舗で、神戸のお客様に“街を歩きながらハンバーガーを食べる”という新しい食のスタイルを提案した。その後、1995年に三宮店は惜しまれつつ閉店するも、その意志は三宮センター街店に引き継がれた。1999年12月、阪神大震災からの復興が続く神戸で、全国に先駆けマックカフェ®を店内に併設したのが三宮センター街店だったのだ。当時の店長を務め、現在は日本マクドナルドのフランチャイジー、株式会社OGSの代表を務める小木曽オーナーは当時をこう懐かしむ。「23年前から、マクドナルドでいち早く本格的なコーヒーをお届けしてきました。流行に敏感な神戸のお客様に喜んでいただきたい、そんな気持ちでいっぱいで」。
だが、小木曽オーナーが大事にしたのは“カフェ”だけではない。店先で顔馴染みのお客様を見つけたら笑顔で新商品をご紹介したり、観光で来ている方に道を尋ねられたら、喜んでご案内したり。“地域とのふれあい”を何よりも大切にしてきたのだという。「地域の一員として、たとえお客様でなかったとしても、街を訪れた方に“いい街”だと感じてもらいたかったんです」。その後、若き小木曽オーナーはプライベートでもこの街で結婚・子育てを経験。2018年に独立したとき心にあったのは、自分を育ててくれた兵庫への“感謝”だった。以来、変わらず地域に根差した経営を行い、今年は兵庫県出店50周年記念イベントの推進役を担っているのだという。

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日本マクドナルドフランチャイジーの有限会社エムズカンパニー 永田 充オーナー(左)とそのご子息の永田 雄大さん(右)

「おいしさと笑顔を地域の皆さまに」という決意

小木曽オーナーとともに、50周年イベントの推進役を担うのが、有限会社エムズカンパニーの永田オーナーだ。1976年に大阪の店舗でクルーとしてマクドナルドのキャリアをスタート。直営社員として入社後は兵庫県を含む西日本の店舗で働き、2002年にオーナーとして独立後は大阪で、2008年からは兵庫の北播地区で、店舗を置くその地域に根差した経営に力を入れてきた。それだけに、兵庫県出店50周年という節目を迎えた今、真っ先に考えたのは、支えてくれたお客様やクルーの方たちに「感謝を伝えたい」ということだったそうだ。「自分たちに向けた“お祝い”ではなく、お客様やクルーへの“感謝”を通じて、そのつながりを深める機会にしたかったのです。ただ、どうすればその想いを届けることができるかは、相当に悩みました」。例えば、商品券や記念品をお渡しすることと同時に何をするか、永田オーナーがたどり着いたのは、シンプルな答えだった。「私たちは、『おいしさと笑顔を地域の皆さまに』というパーパスを掲げています。イベントを立ち上げることも必要ですが、私たちがやるべき原点は、“笑顔を届けること”。お客様には最高のQSCを、クルーには楽しくイキイキと働いてもらうことが、その何よりの方法だと考えました」。

※Q=Quality/品質、S=Service/サービス、C=Cleanliness/清潔さの頭文字を取ったもので、お客様に最高の店舗体験を提供するための理念。マクドナルドが創業時から大切にしている不変の理念。

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50周年をお伝えするプロモーションカード。クーポンだけでなく、裏ではマクドナルドのSDGsの取り組みや「ドナルド・マクドナルド・ハウス 神戸」についても紹介している

お客様への決意表明

こうしたさまざまな想いが折り重なってできたのが、50周年のロゴと、「いままでもこれからも、この街とあゆみつづける。」という合言葉だ。これらは50周年に合わせて用意したポスターやプロモーションカード、ハンドビルなどの各種マテリアルに共通して添えられている。言わば兵庫のマクドナルドから地域の方々への決意表明なのだ。
加えてクーポンには、マクドナルドが取り組む地域貢献活動や、病気と向き合う子供とそのご家族のための滞在施設「ドナルド・マクドナルド・ハウス」に関する情報も掲載されている。永田オーナーはこう説明する。「さまざまな支援活動を通じて、お客様や地域にもっと寄り添っていく姿勢を、お伝えしようと考えました」。永田オーナーのご子息で、5店舗を承継予定の永田 雄大さんも続ける。「この節目の活動を通じて、これまでの感謝の想いを胸に、“これからもよろしくお願いします”——そんな想いも伝えられたらと思っています」。

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三宮センター街店のクルー、髙須 優楓
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おもてなしリーダーの岡本 美紀

この街に、もっと寄り添うマクドナルドへ

「ハイ、撮るよ〜!」 三宮センター街店の店先で楽しそうに写真を撮るのは、日頃からこの店舗をご利用くださっている角ファミリーだ。ご家族が見ていたのは、歴代ユニフォームを紹介するパネルと、50年前のクルーユニフォームの顔出しパネルだ。慣れ親しんだ店舗に設置された展示物に思わず興味を引かれたのだと話す。
「兵庫県出店50周年の感謝の気持ちです!」 店内では、多くのクルーたちが50周年を伝える割引クーポンをお客様に笑顔でお渡ししながら、会話そのものを楽しんでいただけるよう振る舞っていた。小木曽オーナーがこの店の店長時代に大切にした“ふれあい”は、今も三宮センター街店のクルーたちに受け継がれている。

店長として。クルーとして。オーナーとして。そして何より、この地域社会の一員として。兵庫のマクドナルドで働く多くの人が口にしていた“感謝”の想いは脈々と紡がれている。兵庫県のマクドナルドはいままでも、これからも、この街への感謝の想いを原点に、新しい幸せをつくり続けていく。

※トップ写真に映るのが、顔出しパネルで撮影を楽しむ角ファミリー

登場した店舗
兵庫県のマクドナルド全店
活動内容
周年
活動時期
2023年7月兵庫県出店50周年記念イベント

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