STORY#067

挑戦する姿勢がハウス支援への共感に
つながると信じて

中日ドラゴンズとコラボした「なごやハウス」応援ナイターを開催

2023.10.26愛知県ほか

マクドナルドは、病気と向き合う子供とその家族のための滞在施設「ドナルド・マクドナルド・ハウス」(以下、ハウス)への支援活動を継続的に行っています。2023年8月31日、愛知県に本拠地を置く中日ドラゴンズと、愛知県・三重県・岐阜県のマクドナルドが協力し、なごやハウス応援ナイターを実施しました。

セ・リーグの試合としては初の開催となった、今回のハウス応援ナイター。実現に向けて奔走した方々の挑戦ストーリーをお届けします。

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お母さんやドナルドたちが見守る中、一夏の練習の成果を発揮した加藤 稜くん

「ありがとう」を一球に込めて

「元気になった姿を見せて、ハウスを支援してくれた人達に感謝を伝えたい!」――それが、加藤 稜くんが今回の応援ナイターで始球式という大役に挑んだ理由だった。稜くんは4年ほど前、小児がん拠点病院の一つである名古屋大学医学部附属病院に隣接する「なごやハウス」を利用していた。そんな折、同じ名古屋市内に本拠地を構える中日ドラゴンズの選手が「なごやハウス」を訪問。直接励ましの言葉をかけられ、気持ちが前向きになったという。
とはいえ稜くんは球技が苦手で、始球式が決まった直後はキャッチボールすらままならなかった。しかし夏休み中に練習を重ね、しっかりと投球できるまでに。始球式の直前には、ハウスの支援に積極的な上田 洸太朗投手と面会し、「自信を持って、思いっきり腕を振ってみて!」と激励を受けた。アドバイスを胸に臨んだ本番。緊張の中投じた一球に、約3万人の観客からあたたかな拍手が送られた。
今、稜くんは小児がんと向き合う子供達を支援する募金活動に参加しているという。「たくさんの人が僕に『頑張れ』って言ってくれたから、今度は僕が支える番になりたいんです」。

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なごやハウス ハウスマネージャーの大森 文明さん

応援ナイターの経験を励みに

挑戦したのは、稜くんだけではない。なごやハウス ハウスマネージャーの大森 文明さんにとっても、今回の応援ナイターに特別な想いで臨んだ。
大森ハウスマネージャーは製薬会社で働いていた10年以上前から、ボランティアとしてハウス支援に携わってきた。2016年にハウスマネージャーに就任し、近年は企業とコラボレーションした認知拡大のためのイベントを開催できないか模索してきた。「私自身社会人を経験していることもあり、ハウス単体ではアプローチできる範囲をなかなか広げられないことに歯痒い気持ちがありました。他企業とコラボすることで、年齢、性別、生活圏などが異なる新たな層にアプローチできるのではと考えたんです」。今回の応援ナイターは二つ返事で了承し、ハウスボランティアとともに準備を進めてきた。
始球式後、稜くんは他のなごやハウス利用者とともに試合を観戦。激励メッセージをくれた上田投手が登板したときには、大きな声援も送った。その様子を見た大森ハウスマネージャーは「ハウス利用者の中には、なかなか外出が叶わない子供もいます。応援ナイターのおかげで家族と楽しい時間を過ごせたのではないでしょうか。スポーツ観戦という新鮮な体験や、稜くんが始球式に挑戦した姿は、ハウス利用者にとって病気と闘う励みになったと思います」と目を細めた。
大森ハウスマネージャーは続ける。「家族連れの方も多くいらっしゃった応援ナイターは、ハウスのことを知っていただくための良いタッチポイントになりました。しかし、今回の応援ナイターをもって支援活動が終わるわけではありません。なごやハウスの存在を少しでも身近に感じていただけるよう、これまで以上に前向きな姿勢で活動に取り組みたいです」。

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特設ブースにはドナルドも駆けつけ、ハウスの活動を紹介した

支援の輪を、球場から地域全体へ

応援ナイター当日は、ハウスの役割をクイズ形式で紹介するチラシを来場者に配布。試合中は大型ビジョンでハウスの活動を紹介する映像を放映した。さらに球場内には特設ブースを設置。「なごやハウス」ボランティアやドナルドがブースに立ち、ハウス支援に使われるクラウドファンディングへの協力を呼びかけた。
また、支援の輪を球場のみならず地域へ広げようと、中部地域の各店舗でも取り組みを展開。愛知県・三重県・岐阜県内の店舗で募金付きセットを限定販売したほか、クラウドファンディングを呼びかけるポップを掲示した。

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日本マクドナルドフランチャイジー 株式会社ニュートラルの伊藤 実オーナー

同じ想いで結ばれたワンチーム

今回の応援ナイター開催の旗振り役となったのは、日本マクドナルドフランチャイジー 株式会社ニュートラルの伊藤 実オーナーだ。「なごやハウス」の開所当初から10年以上ハウス運営委員として尽力してきた伊藤オーナーにとって、今回のイベントは新たな挑戦となったという。「1年前、札幌ドームで開催された北海道日本ハムファイターズ冠試合『さっぽろハウス 応援ナイター』を現地で観戦し、その盛り上がりと影響力を痛感しました。球場という老若男女が集まる場所でハウスのことを周知できたなら、支援の輪をグッと広げられるのではと考えたんです」。
フランチャイジー34社が伊藤オーナーの想いに共感し、開催に協力。球団やなごやハウスと何度も打ち合わせを重ね、当日を迎えた。「中日ドラゴンズさん、なごやハウスの皆さんをはじめ、各フランチャイジーや店舗で働くクルーたちなど、想像以上に多くの方が力を貸してくださいました。きっと『ハウスを支えたい』という同じ想いが、私たちを一つのチームにしてくれたのだと思います。試合にお越しいただいた1人でも多くの方に想いが伝わり、ワンチームとなってハウスへの支援を盛り上げていけたらうれしいですね」。

登場した店舗
なごやハウス
登場した人/会社
株式会社中日ドラゴンズ
活動内容
DMHC
活動時期
2023年8月31日 中日ドラゴンズ様「なごやハウス応援ナイター」

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