X線や金属検出機を活用!
複数回の異物検査で食品の安全性を担保

日本の「チキンマックナゲット」は主にタイの専用工場で作られており、その約半数の製造を担うのがタイソンフーズ株式会社です。同社では最優先事項に「商品安全」を掲げているとタチヤさんは言います。
「私たちが使用する原材料は最高品質のものです。そのうえで、一貫した品質と安全基準を有していることを保証するために、原材料のサプライヤーさんと食品安全の理念を共有。食品の安全性と品質を厳格に守るパートナーとして共に取り組んでいます」
「チキンマックナゲット」の製造は、まず原材料である鶏肉と他の食材の検査から始まります。徹底した管理のもと、X線や金属検知機などの機器を使って、品質に問題がないかや異物が入っていないかを確認するのです。
「工場では、検査工程と食品安全・品質管理プログラムが何段階にもわたって実施されています。例えば原材料の鶏肉は、X線と手作業による検査をクリアしたものだけが使用されており、生産工程においても、ふるいや目視検査など、多くの食品安全品質管理工程があるのです」
さらに、完成した「チキンマックナゲット」の品質と安全性を確認するために、技能を積んだパネリストによる官能検査のためにラボに送られます。そして再度個別に目視検査とX線検査を経て出荷となります。