食の安全の基本は「衛生管理」
工場入室から退出までの衛生フロー

食の安全を第一に考えるタイデルマール株式会社。工場に入るだけでもたくさんの衛生フローを経る必要があるなど、衛生管理を徹底しています。
「食の安全の基本は『衛生管理』です。だからこそ、従業員は出勤後すぐに通勤着へ入念に粘着ローラーがけを実施。工場内に埃や髪の毛を持ち込むリスクをなくしてから作業ユニフォームを着用します。きちんと帽子やマスクが着用できているか鏡でも確認。生産エリア入り口で、今度は帽子と作業ユニフォームに粘着ローラーがけをします」
食材を扱う「手」は、特に入念に殺菌を行うと、工場で使用する原材料から製品が出荷されるまでの品質やフードセーフティに関わる全般を担当しているラタナさんは話します。
「手洗い工程では、石鹸で手もみ洗いをし、爪までしっかりブラッシングすることが義務付けられています。また、手洗い後は次亜塩素酸ナトリウムを規定濃度に薄めた溶液に手指を浸して殺菌。清潔な水ですすいだら乾燥機で手指を乾かし、アルコールスプレーを使って消毒。ここまでをすべて完遂してやっと生産エリアへ入室が可能になるのです」
しかし、衛生管理の取り組みはここで終わりではありません。入室後には従業員同士による粘着ローラーがけと、持ち込み物がないかのポケット検査を実施。こういった数々の手順を経てようやく自身の持ち場につくことができます。