安全な環境で健康的に働く
それが食品安全につながる

「私たちが仕事の大前提として掲げているのは『安全』です。食品安全はもちろん、職場や従業員の心の健康も含めた安全を日々追求しています」
アメリカに生産拠点を構えるラム・ウェストン社。そこでマクドナルド向け製品の品質管理を担当しているプレストンさんは、「心まで安全安心であることが、食品の安全やおいしさにつながる」と言います。
「ケガをすることも、心を傷つけられることもなく、笑顔で働ける。それが私たちの掲げるフードセーフティの基本です。食品製造において、職場は家庭の台所のようなもの。当社では『家族に料理を作るように商品も安全性と真心を込めてつくる』という理念を大切にしています」
先進的な機器を活用することも従業員の安全や働きやすさにつながるという考えから、自動運転の機械は10年以上前から導入しているのだそう。
「危険を伴う仕事から優先的に機械化や自動化を進めてきました。たとえば、フライヤーのような高温を使用する作業や冷凍後の検査のような寒い場所での作業など、以前は従業員の方が直接動かしていた機器を自動化し、現在はその機器の稼働をチェックしたり、検査したりという仕事になっています」
チームワークの強化も、心の健康やより良い商品づくりにつながることから、同社では交流イベントも盛んに開催。多民族国家だからこそ思いやりを大切に、コミュニケーションを深めているのです。
「ただ交流するだけではなく、イベント時にはフードセーフティの意識をより高めるなど、毎回テーマを設けているんです。他にも、工場長やマネージャーなどが日ごろの感謝を伝えながら料理をふるまい、団結力を高めています」
