2025.04.23
日本マクドナルド株式会社(代表取締役社長兼CEO:トーマス・コウ/所在地:東京都新宿区)(以下マクドナルド)は、オリジナルえほんのコンクール「ハッピーえほん大賞」を初開催し、一般部門と子ども部門を合わせて応募総数8,119作品の中からグランプリをはじめとする計47作品の入賞が決定したことをお知らせいたします。選考の結果、一般部門のグランプリは「とよます あやか」さん(佐賀県在住)の作品「そらのかけら」に決定しました。本作品は、株式会社小学館(所在地:東京都千代田区)(以下小学館)のご協力のもと、「ほんのハッピーセット」として2026年冬に発売を予定しております。
マクドナルドは、ハッピーセット®の「ほん」や「おもちゃ」で子供たちが夢中になって遊びながら自分らしく生きていくための想像力・表現力・創造力を育むことを目指し、「ほん」や「おもちゃ」を開発しています。子供たちがより気軽に本に触れる機会と親子で過ごす時間をつくり出し、日本の未来を担う子供たちの成長と発達をサポートしていくために、2018年より「ほんのハッピーセット」のプログラムを開始し、これまで6年間で80種以上・7,000万冊以上のえほんや図鑑を提供してまいりました。特に、えほんにおいては、過去の作品の中で「ほんのハッピーセット」での販売がきっかけに人気となり、書籍化され書店での販売が実現した作品もあり、えほん作家の皆さまにとっても、創作した作品を多くのお子様に届けられる機会となっています。今後も、子供たちがより気軽に本に触れるきっかけとなるような魅力的なえほんや、親子の心に残り続ける素敵な物語の世界を発掘したいという想いから、本コンクールを開催しました。
本コンクールでは、2024年11月30日(土)から2025年1月15日(水)の間に、一般部門と子ども部門の2部門で作品を募集し、2歳から82歳、全国47都道府県すべてから、一般部門5,779作品、子ども部門2,340作品の合計8,119作品と、多くの方にご応募いただきました。親子や家族の物語の作品が最も多く、中には探し絵えほんなどエンターテインメント性のあるものなど、創造力豊かな作品が多数寄せられました。入賞した作品も主人公が動物のお話や、早く次のページをめくりたくなるようなえほんなど、どれも親子の時間を彩る素敵な作品です。
スペシャルサポーターのNON STYLE 石田明さん、えほん作家の鈴木のりたけさん、ザ・キャビンカンパニーさんら審査員の厳正な審査の結果、一般部門ではグランプリ・ゴールド・シルバー・ブロンズを各1作品と入選20作品、子ども部門では、ゴールド・シルバー・ブロンズを各1作品と入選20作品の計47作品の入賞作品が決定いたしました。
4月上旬に行われた最終選考会では、原本も確認しながら最終選考に残った作品の中で、審査員が特に気になった作品について順にコメントを発表した後、どの作品を選出するか白熱した議論が行われました。議論の最中には、「やっぱりもう一回原本を確認してもいいですか」と何度も作品を見返すなど、プロのえほん作家や数々の作品を世に送り出している編集者も頭を悩ませながらの選考となりました。
一般部門のグランプリ作品は2026年冬にハッピーセットのえほんになることから、応募時の8ページの作品が20ページを超えるえほんになる際に、「どんな展開になるとより親子がワクワクするお話になりそうか」、「この作者の別のお話も読んで考えたいくらい」など、新しいえほん作家誕生への期待感を膨らませながら、入賞作品を決定しました。
子ども部門の選考では、鈴木のりたけさんも思わず「このアイデアをもらいたいくらい」という自由な発想や「この歳でこんな絵が描けるの!?」とザ・キャビンカンパニーさんも驚かされる作品など見どころの幅も大きい中、えほんづくりを楽しんでいる様子が目に浮かぶような作品が選出されました。
グランプリに選ばれた、とよます あやかさんの作品は絵の細やかさはもちろん、想像がかきたてられるような物語です。
審査員で「大ピンチずかん」などの作者・鈴木のりたけさんからは、選考の中で「かわいらしい絵なので、えほんになった時に思わず手に取りたくなりそう。これからハッピーセットのえほん化に向けて、ページ数を増やす過程でもっと魅力的な作品になっていくと期待できる」などのコメントもいただきました。
最終審査の様子と、審査員の皆さんのインタビュー素材はリリース下部の素材ダウンロードURLよりご確認いただけます。
入賞作品は「ハッピーえほん大賞」特設サイト内にて、4月23日(水)より公開します。
https://www.mcdonalds.co.jp/family/happyset/book/story-book-contest/
・グランプリ
「そらのかけら」
とよます あやか(佐賀県在住)
・ゴールド
「ねむたいよう」
和田直人(福岡県在住)
・シルバー
「おもいがけない ごちそう」
ドイリツコ(東京都在住)
・ブロンズ
「ぼくはヒーロー」
あかしだいすけ(大阪府在住)
・入選(作品名の五十音順)
「あたらしいぼく」ゆづき いろは(神奈川県在住)
「あめなんて」u.なを(和歌山県在住)
「おなやみかいけつ ぱんつやさん」たかはし あきよ(兵庫県在住)
「おれのごちそう」二木ちかこ(千葉県在住)
「こんなところでみつけたよ!ユニークハンバーガーショップ」ねこのうみちひろ(北海道在住)
「しろとくろのはんてんち」しろいくら(愛知県在住)
「しわのひみつ」おやねこ(東京都在住)
「チョビとのっぽやまのおかしないす」広葉エレン(千葉県在住)
「なんかちゃんとちょっとくん」椿三四郎(東京都在住)
「はたけのぼうしやさん」あけやまみなみ(兵庫県在住)
「ふしぎな よるの おにごっこ」ぷにょ(千葉県在住)
「ふたごのかえる」大石 繭(愛知県在住)
「ぼうえんきょう を のぞいてみると…?」さのひろき(東京都在住)
「ボールのきゅーちゃん」かなの りえこ(静岡県在住)
「ぼくのゆうごはんだいさくせん」みーこ(神奈川県在住)
「ぼくはくも」高桃あおゐ(広島県在住)
「まいごのゆきだるま」雪村順(北海道在住)
「みーつけた」鎌田征一(石川県在住)
「むーちゃんのおきにいり」わわ(千葉県在住)
「レメオのおいしいまねっこあそび」ものだね ゆか(大阪府在住)
・ゴールド
「ねずみのおしゃれマエストロ」
せおり(福岡県在住、5歳)
・シルバー
「おんがくがぼくをつつむ」
ゆきたま たまゆき(静岡県在住、8歳)
・ブロンズ
「きみはどんなきょうりゅう?」
しもかわられん(東京都在住、7歳)
・入選(作品名の五十音順)
「あいぼう、いつもありがとう」ふうすけ(兵庫県在住、11歳)
「あるく」まつおわかば(佐賀県在住、6歳)
「1つうのてがみ」うのののか(愛知県在住、13歳)
「おでかけのおはなし」Kanon(岡山県在住、2歳)
「おりたたみわんちゃん」まめまめ(大阪府在住、10歳)
「かたつむりくんvsかめくん」こにしときお(神奈川県在住、8歳)
「きゅう太郎とコリ丸のすみげんか」どいまる(大阪府在住、9歳)
「けんかのもやもや」蛸(神奈川県在住、15歳)
「そらちゃんぎょうざでそらをとぶ」そら(東京都在住、6歳)
「ダリアのパトロール」みかん(福岡県在住、9歳)
「ダンスだいすき⭐️」Miemaria(埼玉県在住、6歳)
「ちいさな かいじゅう」ゆづぽん(三重県在住、11歳)
「びっくりスイミング!」おがたちはな(愛知県在住、7歳)
「ひつじさんたちの雲の工場」みー(岡山県在住、11歳)
「ふろがえる」ゆいぴー(東京都在住、7歳)
「ぺんちゃんとちゃっち」ちゃっち(東京都在住、5歳)
「ぼくのおばあちゃんち」あおき&ともな(滋賀県在住、6歳)
「山びこ」ほったいぶき(愛知県在住、7歳)
「わくせいの木」あおとん(神奈川県在住、8歳)
「わたし ちいさく なりたいの」リッカ(大阪府在住、5歳)
このコンクールをきっかけに(自分の)子どもたちもえほんを描いたり、
お友達も挑戦したと聞きました。えほんをつくることが身近になるいい機会になり、
(スペシャルサポーターとしても)よかったです。
かわいい作品・楽しい作品など、色々な味や良さがあって選考は悩みました。
相当な数の応募があった中からグランプリを受賞されたとよます あやかさん、本当におめでとうございます。「そらのかけら」は画風も素敵で、ワクワクするようなお話の展開で
「ぜひうちの子たちにも読ませたいな」と思いました。
また、ハッピーセットでのえほん化をきっかけに、他にもたくさんえほんを作って、
世の中の子どもや家族に届けてほしいです!
賞を決めるという緊張感とともに、(一緒に選考を行った)ザ・キャビンカンパニーさんも
作家さんなので、僕にはない着眼点もあって、貴重な経験で楽しかったです。
グランプリに選ばれた「そらのかけら」は最初に読んだときから、
特にお話が完成されていて、プロフェッショナルな印象を受けました。
迷いもありましたが、最終的には「もっとこの人の作品をみてみたい」という期待も含めて
決定したと思っています。
グランプリを受賞し、これからえほん作家になる、とよます あやかさんは
今回の作品をみて絵やお話をつくるという技術的な心配はないと思いますが
コンスタントにアウトプットしていくという難しさはあると思います。
うまくいかないときもあると思いますが、そんなときもどっしりと構えて作風や
自分のやりたいことを見失わないで、大変だと思うけど
作家という世界に足を踏み入れたことを喜びに感じて力強く進んでいってもらいたいです。
どの作品も力のある作品ばかりで拮抗していました。1つを選ぶというのが
大変難しかったのですが、ほかの審査員の皆さんとも熱心に話し、
絵・物語・全体から受ける印象などを総合して大賞が決まったと思います。
みなさんの作品をみることで、「自分の作品がどうなのか」と
考えさせられるきっかけにもなりました。
グランプリに選ばれた「そらのかけら」は、読後感の心地よさがいいなと思い、
選ばせていただきました。ハッピーセットのえほんとしてページ数が増えたときに
お話も絵も広がっていく可能性がすごく感じられました。
生きていくなかで引っかかる部分をもっとたくさん見つけて、とよます あやかさんにしか
描けない物語を作っていってほしいし、それを私たちも楽しみに待っています。
応募総数が8,000件超と、たくさんの方に夢をもって挑戦いただけたことを非常に
うれしく思っています。愛情とワクワクにあふれた作品ばかりで、楽しませていただきました。
選ぶのがとても難しかったですが、一緒に審査をしていた皆さんとも前向きに
選考することができ、とてもいい時間を過ごさせていただきました。
親子で読んでもらったときに、その読み聞かせの時間が楽しいものになるような作品が
グランプリに選ばれるといいなという想いで選考しました。
「そらのかけら」は色々なことに気づいたりお話しながら、親子で読んでいただきたい作品に
なりそうな力を感じました。
ハッピーセットのえほんとして、たくさんの方に読んでいただけることがとても楽しみです。