STORY#012

企業という枠を飛び越えて、ともに未来を考える

産・学・公・民協力開催の「京都大学“超”SDGsシンポジウム」に参加

2022.4.14京都府

マクドナルドは、SDGsの達成に向けた京都地域におけるプロジェクト「京都超 SDGs コンソーシアム」に、2019年から参加。京都大学の学生団体「エコ〜るど京大」の学生と京都市や複数の企業が協力し、資源循環施策の検討やSDGsをテーマにした教育プログラムの開発などを行っています。
本プロジェクトの2021年度の活動の集大成として、京都大学・京都市・企業・会場周辺の地域住民の“産・学・公・民”協力のもと、3月7日から13日にかけて「京都大学“超”SDGsシンポジウム」が開催されました。当日は、「持続可能性の自分ごと化」をテーマに、特別セミナーやセッション、常設展示、ワークショップといった様々なプログラムが行われ、教育機関の有識者や企業のSDGs担当者、トラウデン直美さんや落合陽一さんといった著名人も数多く参加。SDGsへの理解を深める取り組みが紹介されました。
その中でマクドナルドは、京都大学の学生が企画した特別セミナーに登壇し、持続可能な食糧調達のあり方について意見を交わしました。

※京都市右京区にある施設「京都里山SDGsラボ『ことす』」

京都里山SDGsラボ「ことす」でのオンサイト及びオンラインにて開催
京都里山SDGsラボ「ことす」でのオンサイト及びオンラインにて開催

食の持続可能性を学生と市民の皆さまと探る

特別セミナー「きょうから始める食の持続可能性」ではまず、京都大学の学生による「サステナブル・ラベルを活用して環境負荷の低い食糧を選ぶことが、食の持続可能性につながる」という提言がなされました。これに答える形で、サスティナビリティ&ESG部の岩井が登壇。マクドナルドが取得しているMSC認証やレインフォレスト認証といったサステナブル・ラベルを例にあげ、企業が認証制度を利用する重要性についてディスカッションしました。学生からは「認証制度を周知するにはどんなことが必要か?」といった質問がなされるなど、活発な質疑応答を経てセミナーは幕を閉じました。

サスティナビリティ&ESG部の岩井正人
サスティナビリティ&ESG部の岩井正人

産・学・公・民がともに成長する

学生たちの意見に常に耳を傾け続けてきた岩井は、「彼らの鋭い視点や意見は気付きの宝庫です。若者たちが持つ問題意識やアイデアをもっと幅広い世代へ広め、一人でも多くの人のアクションへつなげるためにサポートしていきたいんです」と話す。
さらに、“産・学・公・民”の連携から様々なコラボレーションが生まれようとしている。「SDGsは『誰一人取り残さないこと』を掲げており、“産・学・公・民”全ての成長がSDGs達成の大前提です。企業の枠を超えた協力は、ともに成長し、そして地球に暮らすみんなが幸せになるための大きな足掛かりになると思います。これからも手を取り合って、「食」の未来を見据えたムーブメントを起こしていきます」。

特別セミナーは登壇者をオンラインでつないで行われた
特別セミナーは登壇者をオンラインでつないで行われた

若い世代から積極的に発信したい

特別セミナーでファシリテーターを務めた京都大学の奥野真木保さんは、シンポジウムの企画・運営を通じて、マクドナルドをはじめとする様々な企業が取り組んでいる、食を持続可能にするための活動を知ったという。その上で、「例えばものを買うときにサステナブルラベルが付いている商品を選んでみるなど、『SDGsは私たちの生活をより豊かに楽しくしてくれる新しい視点なのだ』という理解を、一人でも多くの方に広めていけたら」と話す。
「私たちのような若い世代が中心となって環境問題への意見を積極的に発信していきたいのですが、学生だけではアイデアや周囲を巻き込む力に限界があります。そこで、異なる立場や視点からSDGsを見つめ直すことで、取り組みそのものが持つ効果や発信力を高めることができるんです。今回のシンポジウムにおけるマクドナルドのように、学生とも対等に議論を交わしてくださる“産・学・公・民”の協力体制があることで、私たちの学びが深まり、より多くの方に取り組みを広げることができると期待しています。」

※2022年3月時点。現在は京都大学大学院に進学。

イベントを主催した京都大学大学院の浅利美鈴准教授
イベントを主催した京都大学大学院の浅利美鈴准教授

SDGsの自分ごと化を広めるために

「ディスカッションの様子から、“産・学・公・民”の協力体制の重要性を改めて感じた」という京都大学の浅利美鈴准教授。「今回シンポジウムを企画・運営してくれた学生たちは環境問題への関心度が高く、持続可能な社会の実現のためにどんなアクションができるか、日頃から真剣に向き合っています。こうした若い世代が持つアイデアに企業や地域行政の視点が入ったことで、学びが深まったとともに地域の実態に即した効果的な活動へ近づいていると感じています。SDGsを自分ごと化し、一人でも多くの方にアクションしていただくために、より“産・学・公・民”の協力体制を強めていきたいです。特にマクドナルドには情報の発信力で力を発揮していただけたらうれしいです」と語る。
さらに今後は2025年の日本国際博覧会(大阪・関西万博)に向けた共創も念頭に入れている。「プラスチックごみをテーマに、新しい資源循環システムを“産・学・公・民”で連携しながら実現させたいと考えています。マクドナルドはハッピーセット®のおもちゃリサイクルをはじめ、プラスチックのリサイクルに積極的な企業ですから、企業の視点からぜひアドバイスいただきたいですね。」

活動内容
SDGs
活動時期
2022年3月7日〜13日「京都大学“超”SDGsシンポジウム」

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