マクドナルドのメニューには、主に国産のレタスが使用されています。そこで今回の「食材の道のり」では、レタスの生産に関わる長野県の農家と加工工場を訪ねました。その栽培方法や品質管理、おいしさへのこだわりをご紹介します。
※情報は2019年10月現在のものです。
おいしいレタスをつくるため、農家の方は常に試行錯誤を繰り返しています。品種やその土地に合わせた土づくりや、品質を高く維持する栽培方法、日々変わる天候・気象への対応など、毎日が挑戦です。この徹底した努力で、レタスの品質が決まります。
北佐久郡で栽培されているレタスの農場には、世界的に認められているGAP*認証であるGLOBALG.A.P.**に、マクドナルド独自の管理基準であるマクドナルドGAPを加えたGLOBALG.A.P.Plusが導入されています。その中には、土壌や使用する水についての調査、適切な畑の管理、農薬の取り扱いなど、100を超える要求項目があります。このきめ細やかさが、食の安全をより確実なものにしているのです。
*GAP:農業生産工程管理。Good Agricultural Practiceの略称。
**GLOBALG.A.P.:120か国以上で普及しているGAP認証。食品安全、トレーサビリティー、作業者の労働安全と健康、環境と多岐にわたる管理点が求められる。
涼しい時間帯に収穫すると、レタスのみずみずしさが保てるため、北佐久郡では収穫作業を朝から始めます。夏の暑い日には、朝4時からの作業もめずらしくはありません。手作業で丁寧に収穫されたレタスは、鮮度を高く保ったまま、工場へと出荷されます。
畑からほど近い加工工場では、熟練のスタッフが多く勤務しています。長年の経験を活かし、スタッフは入荷されたレタスの芯や、外葉を取り除きながら、虫や異物が入っていないか、品質基準を満たしているかチェックをおこないます。レタスの品質を守る重要な人たちです。
マクドナルドが使用してるカットレタスは2種類あります。細かくカットされたシュレッドレタスと、大きめにカットされたランダムカットレタスです。ハンバーガーの種類に合わせて使い分けることにより、ハンバーガーのおいしさをより引き立たせているのです。
レタスの鮮度は低温を維持することで保つことができます。収穫されたレタスはそのまま真空冷却機で中心部まで冷やされます。また、加工工場そのものも低温管理されているので、新鮮さを長く維持することができます。こうして、みずみずしさを閉じ込めたレタスが、マクドナルドのレタスです。