今回の「食材の道のり」は、マクドナルドのオリジナルチーズを生産しているチーズ工場を訪ねました。お客様の質問や疑問に思っていることに対して、工場の方々に答えていただきました。おいしさへのこだわりや品質管理、安心への取り組みをご紹介します。
※情報は2019年9月現在のものです。
食の安全への取り組みは、工場に入る前からはじまっています。例えば、スタッフの作業服は、靴下も含め、粘着ローラーを使用して入念に除去。その後、エアシャワーをあびてはじめて工場に入ることが許されるのです。
原材料のナチュラルチーズはニュージーランド、オーストラリア、アメリカ、日本から工場へ。それらはX線を通った後、さらに金属検知機を通過して異物が入っていないかチェックされます。こうして、チーズの安全をより確かなものにしていくのです。
マクドナルドのチーズは、熟成度や風味がそれぞれ異なるナチュラルチーズをブレンドしてつくられています。このブレンドの配分量を決めているのがチーズグレーダー。ハンバーガーに合う、ベストな味をつくる重要なスタッフです。
ブレンドされたナチュラルチーズは、加熱され液状になります。加熱することでチーズを殺菌し、熟成の進行を抑えます。この工程が、味と風味を一定に保ち、同じおいしさのチーズを大量に生産することを可能にしています。
液状になったチーズは、特殊なローラーによって冷やされ、板状に成形。その後、均一にカットされ、一枚一枚はがしやすくなるよう互い違いに重ねられていきます。味だけではなく、はがしやすさまで考え抜かれたチーズなのです。
最後に、完成したチーズをサンプリングし、官能検査を行います。実際にダブルチーズバーガーをつくり、その味や風味、とろけ具合までしっかりと確認。ここまで徹底してチェックされたものが、はじめてマクドナルドのオリジナルチーズになれます。