タイ王国と聞いて、何を思い浮かべますか? 微笑みの国として有名ですが、実は世界有数の鶏肉輸出国でもあります。マクドナルドの定番メニュー、チキンマックナゲット®︎もタイで生産しています。今回の「食材の道のり」では、世界でもトップクラスの品質管理をおこなっているタイの加工工場を訪問。そこには様々なおいしさのヒミツがありました。
※情報は2021年1月現在のものです。
タイの養鶏場にはなんと、専門の獣医がいます。独自の健康管理プログラムとマクドナルドGAP*を導入し、ニワトリの健康と飼育環境の質を高めています。
*GAP:農業生産工程管理。
Good Agricultural Practiceの略称。
工場内の天井に何本も設置されている黄色い筒。実はこの中から、高性能フィルターによってちり、ほこり、また微生物などを取り除いた清浄な空気が出ています。素材に触れるものすべてを徹底管理することで、安全をより確かにしています。
すべての製品製造区域内で、作業をおこなうスタッフは、床に落ちたものを拾うことができません。それはトリ肉に限らず、加工道具やペンまで含まれています。肉が床に落ちた場合は、床清掃の専門スタッフが廃棄物として迅速に処理してくれます。
肉をさばくスタッフは、専門のトレーニングを受けたプロたちです。内臓や骨などの不要な部分をしっかり取り除きながら、チキンマックナゲット®︎に使用するモモ肉、ムネ肉、鶏皮を切り分けていきます。素材の品質は、プロの手でもつくられていました。
チキンマックナゲット®︎を揚げる際に欠かせないのが衣。実は天ぷらからヒントを得て開発された特別な天ぷら粉でつくられています。あの独特のカリッとした食感の正体は、こだわりが詰まった衣だったのです。
調理し終わったチキンマックナゲット®︎は急速冷凍することで、その鮮度を保っています。この温度管理は徹底されており、お店にたどり着くまでは一度も解凍されません。できたてのおいしさを、お店で楽しむための品質管理です。
ニワトリを出荷する前。お肉を細断する前。加熱する前。包装する前。タイからの輸出前。そして日本へ輸入する前。チキンマックナゲット®︎には、820項目もの品質・衛生チェックがあります。しつこいくらい丁寧に安全を確認したものだけが、お客様の元に届けられるのです。