事業活動と環境の関係性を常に意識して、森林保全対策や海洋プラスチック問題に取り組んでいます。
お客様用紙製容器包装類はFSC®認証済み資材を使用しています。
また、店舗で使用している「トレイマット」もFSC認証紙を使用しています。
FSC認証とは、将来も豊かな森が維持できるように管理しているかを国際的な基準でチェックし、証明する制度です。FSC認証製品を使用することは自然の生態系と人々の社会的・経済的な生計手段を守ることにつながります。
マクドナルドは、林野庁が推進する「ウッド・チェンジ・ネットワーク」の趣旨に賛同し、新規出店、改装、建て替えする店舗の軸組を、これまでの鉄骨から木材に切り替えたり、外装の一部で木材を使うなど、可能な部分で国産木材を積極的に活用していきます。
国産木材を使った「マクドナルド 五条桂店」
ロゴ周囲などの外壁装飾に国産木材を使用
持続可能な社会の実現を目指して林野庁が2019年2月に立ち上げた活動です。現在国産材の需要拡大が急務となっているにもかかわらず、木材があまり使われていない現状の打破、また人工林および林業に携わる人々にとっても持続可能な林業を実現することが課題となっています。この活動では、木材を利用しやすい環境づくりや日本全国に木材利用を広げていくプラットフォームづくりに向けた取り組みが行われています。
「簡易包装」を心がけながら、お客様の状況やニーズを考えて対応しています。例えば、スピーディなおもてなしと同時に、商品の数を考慮して、適切なサイズの紙袋を選んでいます。ドリンクおひとつの場合は、お客様にもご協力いただき、できるだけそのままでお渡しするようにしています。
2016年より、アイスコーヒーのカップをプラスチックから紙に変更しました。紙カップにはFSC認証紙を使用しています。
お持ち帰りの際は、紙袋の使用を基本としており、プラスチックバッグの使用は必要に応じた対応としています。
また、2018年より、1ドリンクのみを入れるプラスチックバッグを導入し、プラスチックの使用量を削減。プラスチックバッグの素材自体は、植物由来の原材料からつくられたポリエチレンを使用しています。
多くのファミリーのお客様にご利用いただいているマクドナルドが、持続可能な社会の実現に貢献できる活動として、期間中全国のマクドナルドにおもちゃ回収ボックスを設置し、ハッピーセットのおもちゃを回収するリサイクル活動をしています。
プラスチックのおもちゃを対象にしたリサイクルとしては国内最大規模の活動となります。
回収したおもちゃを、商品を提供する際に使用するトレイに再生するためリサイクルの流れを体感しやすく、親子でリサイクルについて会話するきっかけとしてもお役立ていただいています。
また、子供たちが遊ばなくなったおもちゃと上手にお別れしてリサイクルに参加することで、モノを大切にする心や環境への意識を育てる機会のご提供にもつながっています。
※PP以外のプラスチックも家電製品等の素材としてリサイクルされています。
※ 回収したおもちゃの総重量をハッピーセットのおもちゃの平均重量で割り返した推測値(日本マクドナルド試算)
クリーンパトロールを全国各地の店舗で継続して実施し、地域美化に取り組んでいます。また、海に流出し続ける海洋ゴミ対策を目的とした「海ごみゼロウィーク」への参加など、行政や市民団体主催の清掃活動にも積極的に参加し、地域の皆さまと共に、美しい街づくりに努めています。
NPO法人 日本森林管理協議会 (FSC®ジャパン) 事務局長
前澤 英士氏
FSC森林認証は、自然環境を守るだけでなく、先住民族の権利、労働者の権利・安全を守り、地域社会の後押しにもつながるものです。日本マクドナルド株式会社の紙製容器包装類でのFSC認証資材使用の高い目標と実践は、世界の森林保全に貢献するものです。また、レストランに集う多くの方の間で、地球環境への意識が高まるきっかけとなることを期待します。