リーダーからのメッセージ

リーダーからのメッセージ

多様な人材の活躍は競争力の源泉

代表取締役社長 兼 CEO
トーマス・コウ

私たちがインクルージョンを大切にする理由

マクドナルドは、「おいしさと笑顔を地域の皆さまに」をパーパスに掲げ、年間延べ約14億人のお客様をお迎えしています。日本全国の老若男女、さまざまなお客様に最高の店舗体験をご提供するためには、私たち自身が多様性に富んだチームであることが不可欠です。例えば、Z世代のお客様のニーズは、長く働いているベテランクルーよりも若手のクルーの方がより深く理解できるかもしれません。一方で、人生経験の豊富なシニアのクルーならではのサービスをお求めのお客様もいるはずです。多様性があるからこそ、多種多様なお客様のご要望に応えることができるのです。
だからこそ、マクドナルドの最大の資産は「人」にほかなりません。「オープンドア」の精神で多様性を活かすことは、私たちの掲げるバリュー――サーブ、インクルージョン、インテグリティ、コミュニティ、ファミリーの実践そのものであり、私たちの競争力の源泉でもあるのです。

多様な人材パイプラインの構築を

こうした観点から、現在最も注力しているのが人材育成であり、その一つが女性の登用です。私は日本マクドナルドに着任する以前、アジアのビジネスユニットのリーダーとして12のマーケットを統括していましたが、そのうち半数のマーケットリーダーは女性でした。これは私の経験の一例ですが、あらゆるレイヤーにおいて、性別のバランスをフラットにしていきたいと考えています。具体的な数値目標としては、2030年までに女性管理職比率を40%にすることを掲げています。
ただし、これらの目標を達成して終わりだとは考えていません。次のステップへ進むための新たな指標をもとに、取り組みは続いていきます。ジェンダーに加え、年齢やキャリアパス、障がいの有無などに関わりなく、より多様な人材が能力を発揮できる環境を構築することが私の使命です。仕事を通じて誰もが成長を実感できる環境を築くことで、一人ひとりのやりがいやモチベーションを高め、マクドナルドの成長にもつなげていきたいと考えています。

代表取締役社長 兼 CEO トーマス・コウ

ドアはいつも開かれている

インクルーシブなカルチャーを社内に浸透させるためには、仕組みや制度を整えるだけでなく、日頃の行動が何よりも重要だと考えています。小さなことかもしれませんが、私は社長室のドアを常にオープンにしています。「ちょっと話したいな」と思ったときに、誰でも気軽に相談やコミュニケーションができるようにするためです。誰もが自身の意見を言いやすい、風通しのよい職場風土は、インクルーシブなカルチャーを築く第一歩です。私自身のコミットメントとして、今後も多様な意見に耳を傾ける姿勢を大切にしていきます。
日本全国の地域で、雇用を生み出し、多様な人材が活躍することで、社会に豊かさを還元していく。そうして地域社会に貢献している実感を、一人ひとりの成長への意欲にもつなげていく。多くの方に認知いただいている私たちが率先してこのサイクルを回していくことで、日本のインクルージョンをリードしていける存在でありたいと考えています。


大切なのは、
「自分自身の価値観に素直に」です

取締役・上席執行役員兼
チーフ・マーケティング・オフィサー(CMO)
ズナイデン 房子

「ライフステージの変化は、キャリアにとっての大きなチャンス」

「ライフステージの変化は、キャリアにとっての大きなチャンス」

Q 長年に渡って、女性が自分らしく働き続けるためのコツは何でしょうか?

まず大切なのは、ライフステージの変化をキャリアの壁だと考えないことでしょうか。私自身、結婚を機に海外に渡り、2年間ほど仕事を離れた時期があります。子供を産んだ際にも半年ほどお休みしました。キャリアの上ではブランクといえますが、異国の地で日本とは異なる価値観に触れたり、子供という存在と過ごすことが、私にとってはかけがえのないひとときで、同時にこの期間に私自身が感じたことが、後に多くの方をターゲットにするマーケティングではとても役に立ちました。そしてこれらの経験があったからこそ、復職後はより深く仕事と向き合えたのだと感じています。とはいえ、仕事と育児、家事を両立できるのか、不安に思うのも当然ですよね。そんな時には「ジャマイカ作戦」がおすすめ。家事でも子育てでも完璧を求めず、ある程度できたら「じゃあ、まあ、いっか」と自分を褒めてあげる。子育てでいえば、心から子供の事を思って誠実に接していれば、ほかのことは「じゃあ、まあ、いっか」です。あとは両親でもパートナーでも同僚でも、とにかく甘えられるときは甘えること。すべてを自分で抱え込まないでください。そうすればきっと、ライフステージが変化しても自分らしく働き続けられるはずです。

自分自身の能力を、もっと信じてほしい

自分自身の能力を、もっと信じてほしい

Q そこまで仕事を大切にされてきたのはなぜですか?

人生において何を大切にしたいのか。私の場合は、それが仕事だったからです。同じように仕事に生きがいを感じるのなら、結婚しても出産しても、仕事を最優先に考えて良いと思います。そのことに罪悪感を覚える必要はありません。もちろん仕事以外のことを優先するという選択も同じように尊重されるべきです。いずれを選んだとしても、女性の皆さんにはもっと自信を持ってほしい。皆さんはご自身が思う以上に、素晴らしい能力を持っています。それを信じて努力していけば、きっと新しい世界が開けるでしょう。希望のキャリアを叶えられるよう、会社としても全力でサポートします。私は、男性でも女性でもマクドナルドで働くすべての人たちに、将来、リタイアなどで仕事を離れる際に、ご自身のキャリアを振り返って「自分自身納得できる、いい仕事ができた。悔いはない。」と感じてほしい。そのために、もっと働きやすい職場にしていきたいと考えています。この会社では、性別も年齢も関係なく、誰もが平等なのです。自分の力を信じて大いにチャレンジしてください。

これからの目標

これからの目標 もっと愛されるマクドナルドに

もっと愛されるマクドナルドに

これからさらにマクドナルドのブランド価値を高め、より多くのお客様にマクドナルドを好きになってもらうこと。それをクルー(※1)の皆さまをはじめ、全マクドナルドファミリーの皆さまにも実感してもらうこと。それこそがCMOである私のミッションです。今でも定期的に店舗の皆さまとお話しさせていただいていますが、日々、お客様に最高の店舗体験を提供してくださっている皆さまは本当に素晴らしく、「ピープルビジネス」とはこういうことなのだと、実感しています。マクドナルドはお子さまからシニアの方まで、朝一番のコーヒーから、仕事帰りの夕食まで、本当に様々なお客様が来店され、マクドナルドを楽しんでくださっています。そんな多くのお客様に広く愛されるブランドにしていくためには、店舗の皆さまやレストランサポートオフィスの私達が、それぞれの専門性や多様な価値観を補い合いながら、力を合わせていくことがとても大切だと考えています。そんな皆さまの成長をサポートするために、私にできることなら何でもしていきたい。これからも情熱を持って仕事に打ち込んでいこうと思います。

関連するSDGs

マクドナルドは国連のSDGsに取り組んでいます。

5.ジェンダー平等を実現しよう
8.働きがいも経済成長も
10.人や国の不平等をなくそう
17.パートナーシップで目標を達成しよう

ダイバーシティ・エクイティ&インクルージョン(DE&I)

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