※記載内容や所属部署は、取材当時(2020年8月)の情報です。
挑戦の連続でした。初めての大きなチャレンジは、入社6年目で人材育成機関である「ハンバーガー大学」の講師を勤めたことです。正直にいうと、当初は荷が重いと感じていました。自分より職位が上のマネジメントクラスの研修を任されたからです。それでも上司の「あなたにしかできない研修がある」という言葉を励みに、前向きに取り組みました。研修をどうデザインするのか。人の成長をどう促せばいいのか。ここで培った「深く考える力」は、今も私の財産です。二つ目のチャレンジはOC(オペレーション・コンサルタント)※1として営業に異動したことです。店舗で働く仲間の成長を身近で感じたいと思っての方向転換でした。5年ぶりの営業ゆえに苦労もありましたが、苦戦していたエリアで目標以上の売上を達成します。弊社のビジネスモデルを理解し、メンバーときちんと共有できたという手応えがありました。今もチャレンジは続いています。昨年にはOCを統括するOM(オペレーション・マネージャー)※2に着任。任される業務の規模が急拡大し、責任も重くのしかかりますが、だからこそやりがいも十分。会社全体の方針を正しく現場へと伝えるために試行錯誤する毎日は、本当に刺激的です。
※1:OC(オペレーション・コンサルタント)
RGM(レストランゼネラルマネージャー:店長)の上長。直営店舗約10店舗を担当し、担当店舗の売り上げと利益が最大化されるよう、RGMに対し店舗経営のコンサルティングを提供する。
※2:OM(オペレーション・マネージャー)
OC(オペレーション・コンサルタント)の上長。5~6名のOC、約50~60の直営店舗およびそこで働くスタッフを配下にもち、主にOCと連携し、エリアの戦略立案と店舗の戦略実行をディレクションする。
実績を認めて頂いたことに加え、次なる女性リーダーを育てるためだと理解しています。新たな女性リーダーが生まれつつある今だからこそ、彼女たちのお手本になりたい。もちろん会社全体としても女性の活躍をサポートしていますが、身近に経験者がいると心強いものです。私自身、上司と同じタイミングで産休・育休制度を利用したので、さまざまな悩みを共有できました。逆に私がOCとして部下を持った際には、2人の女性RGM(レストランゼネラルマネージャー)※3が産休・育休制度を利用しました。同じ制度を使ったことのある私が上司だったことで、彼女たちも安心できたのではないかと思います。同じ境遇を経験しているからこそ、具体的なアドバイスもできました。限られた時間のなかでどう生産性を高めるのか。同僚たちとの良好なコミュニケーションを維持するにはどうすればいいのか。こうしたノウハウを共有していくことで、女性同士がつないできたポジティブな循環を、さらに加速したいですね。
※3:RGM(レストランゼネラルマネージャー)
マクドナルドでは店舗経営者ともいう。店舗の戦略を策定し、平均約50名のスタッフを率いて、お客様に最高の店舗体験を提供し、売り上げと利益を最大化する。
ゴールを明確にすることです。理想とするキャリアは人それぞれですし、全員がキャリアアップを目指す必要はありません。ただし、それを望むならチャンスは平等に与えられる会社です。ライフステージの変化などを理由にチャレンジすることに尻込みする女性も少なくありませんが、マクドナルドではそんな心配は杞憂です。自分の力だけでは実現が難しい目標だとしてもきっと誰かが支えてくれます。今の私があるのも、上司や同僚の後押しがあったからです。この恵まれた環境で、次は部長職を目指したい。これまでのキャリアのなかで培ってきたスキル・コネクションをフル活用して、もっとマクドナルドに貢献したい。もっとリーダーシップを発揮して、次世代の女性リーダーたちを牽引したい。プレッシャーもありますが、それこそが成長の糧です。マクドナルドが大切にする言葉に「Up To You(あなた次第)」がありますが、私もこの言葉が大好き。これからも自分自身を信じて、チャレンジし続けていきたいですね。
マクドナルドは国連のSDGsに取り組んでいます。